瞬低対策 瞬時電圧低下補償装置

電源トラブル対策

瞬低対策
瞬時電圧低下補償装置

停電よりも発生頻度の高い瞬低に的を絞った「瞬時電圧低下補償装置」

こんな課題ありませんか?

停電は7年に1度程度の頻度です。

稀にしか発生しない停電に対して、
UPS無停電電源装置などを導入しても

導入コスト(初期費用)維持費用(定期メンテナンスなど)設置スペースの問題などがあります。

瞬低は停電より頻度の高い電源トラブルです!

なんと、年に約3~20回の頻度です。

瞬低対策専用!

瞬時電圧低下補償装置
(瞬低補償装置)なら、

無瞬断で電力を供給します。

瞬時電圧低下補償装置(瞬低補償装置)は瞬低対策に的を絞った装置です。電圧低下を検知すると瞬時に電力をバックアップし、設備の瞬低トラブル(電源トラブル)を未然に防ぎます。停電よりも発生頻度の高い瞬低対策用として設計しているため、優れたコストパフォーマンスを発揮します。また、0.3~1秒間程度の瞬停(瞬時停電、瞬断)にも対応します。

電源トラブルはOTOWAにお任せください

<瞬時電圧低下補償装置の動作のしくみ>

瞬時電圧低下補償装置は電圧低下を検知すると
瞬時に電力をバックアップし、
無瞬断かつ完全な正弦波で電力を供給します。

選ばれる4つの特長

コンデンサ蓄電式により、省メンテナンス、小型、軽量を実現

瞬低・短時間停電対策用UPSの代替に最適です。図はUPSとの寸法比較です(SBシリーズの場合、当社調べ)。

瞬時電圧低下(瞬低)だけでなく、瞬停(瞬時停電、瞬断)にも対応

0.3~1秒間程度の瞬停にも対応できる機種をご用意しています。
補償時間は0.3秒~最大15秒までラインアップしています(オプション対応含む)。

常時商用給電方式により、高効率、省エネ化

近年の商用電源の品質は向上しているため、常時商用給電でも十分な信頼性を確保できます。
図はSBシリーズにおける常時商用給電方式のシステム構成図です。

豊富なラインアップ

さまざまな設備に対応できます。定格出力容量1.2kVA~300 kVAまで幅広くカバーしています。
また、補償時間は0.3秒~最大15秒までラインアップしています(オプション対応含む)。

瞬低とは

瞬低とは「瞬時電圧低下」の略称で、 電力系統を構成する送電線などに故障が発生した場合、故障点を保護リレーで除去するまでの間、故障点を中心に電圧が低下する電源トラブルのことをいいます。ここでいう「故障」とは、単なる設備が壊れる故障ではなく、落雷などで短絡故障(ショート)や、地絡事故(アース)などの系統異常が発生し、大きな電流が流れることをいいます。

<瞬低リスクの例>
  • コンピュータや制御機器の誤動作(運転不良)、作業停止
  • 精密加工機などの動力機器の作動停止
  • 真空装置など装置立ち上げの長時間ロス
  • 回転機やモーターの停止、運転不良
  • 照明のチラつき
  • 生産ライン停止による不良品発生、1000万円以上の損失事例も。

瞬低と停電の違い

瞬低(瞬時電圧低下)

瞬低(瞬時電圧低下)とは、故障の検出から故障区間の系統を切り離すまでの間、約0.2秒以下の短時間、入力電圧が90%以下に低下すること。(なお、瞬低の継続時間や電圧低下率に明確な定義はありません。)

  • 瞬低瞬低

停電(瞬停、瞬断)

停電(瞬停、瞬断)とは、電力供給が停止し、入力電圧が100%低下すること。なお、1分以下の停電のことを瞬停(瞬時停電)といいます。

  • 停電停電
  • 瞬停瞬停

瞬低の原因 8割が雷によるもの

瞬低の発生要因は、雷が約83%、雷を含む自然災害が全体の90%以上となります。「雷」の他に瞬低の原因となるものは「着雪の落下に伴う送電線の跳ね上がり」や「強風による送電線の自由振動」などがあります。

瞬低の発生頻度は停電より圧倒的に多い

瞬低の頻度は年に約3~20回、一方停電の頻度は年に0.17回

瞬低の頻度は、1つの施設に対して全国平均で年に約3~6回、雷多発地域では10~20回以上発生することもあります。一方停電は、瞬低に比べて極めて稀な事象です。電力品質の向上により、停電の頻度は1つの施設に対して全国平均で約7年に1回(0.17回/年)です(電気事業連合会調べ、電力会社の定義により1分間以上のものを停電と定義しています)。また、瞬低の継続時間は100ms(0.1s)以下、残存電圧80~40%の瞬低が多いことがわかります。

出典:電気協同研究第67巻2号

瞬低のほとんどが0.2秒以下と短時間

日本国内の瞬低実績について、瞬低の約95%以上は0.2秒以内と短時間です(2009.10~2010.9電協研調査 電気協同研究第67巻2号)。短時間な分、残存電圧は広範囲に分布します。一方で、0.2秒を超える(瞬低としては)比較的長い瞬低は、残存電圧が60%以上(低下率40%以下)に集中する傾向があります。

出典:電気協同研究第67巻2号

<瞬時電圧低下補償装置 全ラインアップ>

区分 シリーズ 相数/定格電圧 給電方式
蓄電方式
補償時間※1 バイパス回路 定格出力容量(kVA)
標準 オプション 1.2 2.4 3.6 4.8 7.2 7.5 9.6 10 15 20 30 50 75 100 150 200 300
小容量 SBシリーズ[ラックマウントタイプ] 単相2線/100V 常時商用給電・コンデンサ蓄電 1秒※2 最長2秒※3 オプション※3                            
単相2線/200V                          
SBシリーズ[自立タイプ] 単相2線/100V 1秒 - -                                
単相2線/200V                              
三相3線/200V 0.3秒 最長1秒 オプション                        
三相3線/400V                                
中容量 VBシリーズ 三相3線/210V 1秒 2~15秒※4 内蔵                      
三相3線/420V 1秒 2~15秒※4 内蔵                    
  • 補償時間は定格負荷で100%電圧低下の場合を示します。
  • 200V/2.4KVAのみ標準補償時間は0.5秒です。
  • 100V/1.2KVA、200V/1.2KVAは最長3秒。200V/2.4KVAは最長1.5秒まで対応します。
    100V/2.4KVA、100V/3.6KVA、200V/3.6KVA、200V/4.8KVAはオプション非対応です。
  • 15秒を超える場合はご照会ください。

需要の大きい半導体製造装置

SEMI規格SEMI-F47に対応(SBシリーズのみ)

SBシリーズはSEMI-F47に適合しています。半導体製造装置などの安全規格であるSEMIスタンダードのF47は半導体装置に対する瞬低耐量を要求した規格です。半導体製造装置は国際的なガイドラインとしてSEMI規格を準拠することが求められています。ウェハの大型化に伴い、ウェハに部品を多数焼き付ける製造工程で瞬低はさらに大きな問題になっています。SBシリーズの瞬低の実績に見合う合理的な補償特性となっています。

非常用発電機と連携し長時間の停電対策も

大型の非常用発電機と連携することで災害などによる長時間の停電対策ができます。
非常用発電機が電圧低下を検出し、運転確立するまでの時間(15秒程度)を瞬時電圧低下補償装置でバックアップします。非常用発電機と瞬時電圧低下補償装置を組み合わせることで、災害時の停電でも完全無瞬断で電力を給電することができます。

<導入事例:食品加工の採用例>

写真はイメージ

お客様のご要望により、V-Backupシリーズにコンデンサを増量(オプション)することで、停電対策も実施しました。

ラックマウントタイプはオプション非対応です。

形名 V-Backup400E
給電方式 常時商用給電式
定格電圧 三相3線 380V
定格容量 55kVA
補償時間 10秒(オプション仕様)
蓄電器 LiC(リチウムイオンキャパシタ)

導入前の検討事項

設置場所や電源容量、補償装置容量など、導入前にご確認頂く事項があります。

ご検討事項はこちら

導入検討チェックシート

導入をご検討の際は、チェックシートに必要事項をご記入頂き、お問い合わせください。

チェックシートをダウンロードする

UPS無停電電源装置との違い

UPS無停電電源装置は停電まで対応できますが、長時間補償のためのバッテリーを搭載するため、体積が大きく、重量があります。一方、瞬時電圧低下補償装置は瞬低に的を絞った装置のため、UPSより小型・軽量化というメリットがあります。停電よりも発生頻度の高い瞬低対策用として設計することで、設置コストの低減と設置スペースの削減を実現します。

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