雷の知識

どこに逃げれば安全?

室内に避難する

鉄筋コンクリートの建物や木造建築物の中は安全です (ただし、テントや仮小屋は危険です)。建物に直接または近くに落雷があった場合、建物の内部に雷の電気が電源線、電話線、また水道管などの金属物を伝わって侵入し、近くの人に放電することがあります。すべての電気機器、天井、壁などからは1m以上離れた部屋の中央部に避難する必要があります。

室内に避難する

車の中は安全

建物内に避難するのが一番ですが、周囲に建物がない場合は車の中に避難しましょう。金属で全体が覆われた自動車、列車、金属製船舶の内部は安全です。雷の電気が表面の金属を伝って大地に流れていくため、金属部には触れないようにしましょう。

車の中は安全

屋外の場合

高い木に落雷があった場合「側撃雷」を受ける可能性があるため、高い木には近寄らないようにしましょう。できるだけ早く建物内や自動車に避難するようにして下さい。
どの場所に避難した場合でも、雷の音が確認できなくなってから20分以上は、安全な場所で待機することが必要です。

軒先での雨宿りは危険

雨が降り始めると近くの軒先で雨宿りをしがちですが、軒先は建物に落雷した時に電気の通路になりやすく、大変危険です。雷の電気は物体の表面に流れやすい性質があり、屋根などに落雷した場合には屋根から壁に向かって流れようとするため、軒下にいると電気が流れようとするため、軒下にいると電気が体へと飛んでくる可能性があります。

軒先での雨宿りは危険