総合的な雷保護システム 雷対策は施設全体で考えます

技術情報

総合的な雷保護システム

雷対策は施設全体で考えます

建築物そのものの直撃雷対策と、電気設備の雷サージ対策を別々に考えるのではなく、トータルに考えることが重要です。総合的な雷対策は建築物の立地や電気配線など、様々な条件によって対策方法が異なります。様々な視点から雷対策を検討することで、より最適な雷対策を設計することができます。

雷対策は施設全体で考えます

雷対策は危機管理の一環です

雷のリスクと対策コストを比較し、最適な雷対策を立案することが重要です。

  • ●雷のリスク…落雷頻度や施設の重要性、想定される被害損失など
  • ●対策コスト…避雷針やSPDの設置費用など
雷対策は危機管理の一環です

総合的な雷保護システムの構成

総合的な雷保護対策は2本柱で成り立っています。

  • ●建築物等の保護(建築設計):直撃雷の対策(雷保護 建築物等への物的損傷及び人命の危機 JIS Z 9290-3)
  • ●電気設備の保護(電気設計):雷サージの対策(雷保護 建築物等内の電気及び電子システム JIS Z 9290-4)
雷保護システムに関するJIS の体系図
総合的な雷保護システムの構成