サージインピーダンス測定についてご説明します

接地コンサルティング

サージインピーダンス測定

各種接地極のサージインピーダンス測定サービスをご提供させていただいております。落雷が増加する現在において、雷被害リスクの低減にぜひご活用ください。

サージインピーダンス測定とは

雷保護用の接地極は、商用電源の周波数(50Hz,60Hz)や直流を対象にした接地抵抗値を管理指標として、極力低くすることが求められてきました。近年では、雷被害の低減のため、施設全体の等電位化と合わせ、接地極を含む接地システムでは抵抗値にリアクタンスを含めたインピーダンスを管理指標とし、このインピーダンスを低くすることが重要となっています。

測定機材

サージインピーダンス測定の目的

雷サージ電流に対する接地システムのサージインピーダンス(Z)を知ることで、接地極の電位上昇による直撃雷電流の逆流雷電流を把握し、耐雷性能に優れた雷保護設備を適切な機材、適正なコストで構築することを目的とします。

接地インピーダンスの周波数特性(概念図)
接地インピーダンスの周波数特性(概念図)
接地システムの電気回路の概念図
接地システムの電気回路の概念図

サージインピーダンス測定の流れ

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測定環境を確認後、お客様のご希望により測定プランをカスタマイズします。

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サージインピーダンス計 OIT-14の特長

接地抵抗計では測定できない過渡的な接地抵抗値(実効サージインピーダンス※)を測定

雷サージなどによる過渡的な接地抵抗値(実効サージインピーダンス)は、接地に含まれるリアクタンスや静電容量の影響により、通常の接地抵抗値と異なります。
避雷設備や送電鉄塔、通信用アンテナの塔脚などの雷サージ電流が流入するような接地極には、サージインピーダンス計による測定が重要です。

実効サージインピーダンスとは、波頭長1μsの電流を接地に流入させた際に現れる最大電圧値を流入電流の最大値で除した値です。

接地抵抗計では測定できない過渡的な接地抵抗値(実効サージインピーダンス※)を測定
送電鉄塔の架空地線を外すことなく測定が可能

送配電線路下の場合、補助接地極(C・P)はできる限り送電線路と直角方向になるように接地してください。

送電鉄塔の架空地線を外すことなく測定が可能

過渡的な接地インピーダンスの測定器

過渡的な接地インピーダンスの測定器