雷写真コンテスト

第22回 雷写真コンテスト受賞作品

第22回 雷写真コンテスト受賞作品 グランプリ -富士山に落雷-

グランプリ富士山に落雷

撮影者
竹村 幸和 様
撮影日
2024年8月23日
撮影地
山梨県富士吉田市
受賞者コメント
四季を通じて色々な富士山を撮影しています。雪を抱いた冬の富士山、登山者のヘッドライトの灯りが山頂へと続く輝跡の人文字など、雄大な富士山に魅せられて長い時が経ちました。中でも雷と富士山のコラボは魅力ある課題だと思います。夏の夜、北麓の町に雷鳴が響きます。閃光の場所と富士山を確認して、撮影機材を準備し、雷雲が富士山に近づくのを待ちます。そうして得られた5合目辺りに突き刺さるように輝く落雷です。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 金賞 -稲妻の横走り-

金賞稲妻の横走り

撮影者
臼井 寛 様
撮影日
2024年8月26日
撮影地
岡山県総社市
受賞者コメント
撮影当日は宵灯りイベント会場にて写真撮影を行っていましたが急に厚い雲が空を覆い怪しい空模様となりました。そこでイベントは切り上げて帰路につきました。その途中稲光が頻発、それで雷撮影にシフトチェンジしました。稲妻と風景を考えながら浮かんだのは備中国分寺五重塔だと車を走らせました。現地に着くと稲妻と雷鳴で少し恐怖を感じつつ撮影に取り掛かりました。稲妻撮影は幾度かチャレンジの経験が有りますがその都度初心者です。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 銀賞 -Heaven’s Wrath-

銀賞Heaven’s Wrath

撮影者
水野 敬雄 様
撮影日
2023年8月26日
撮影地
富山県滑川市
受賞者コメント
この度は、銀賞という名誉ある賞を受賞でき、光栄に思います。雷の撮影は、雨の中で行うことが多いのですが、この日は曇り空でカメラを濡らすことなく撮影できました。丘に上がると海の向こうに激しい雷が何度も落ちる様子を見ることができました。それは美しくもあり、恐ろしくもある今までに見たことのない光景でした。すぐに撮影準備をし、どこに雷が落ちるか予想しながら、何枚もシャッターを切りました。これからも雷の写真にチャレン ジしていきたいと思います。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 銅賞 -水島コンビナートと稲妻-

銅賞水島コンビナートと稲妻

撮影者
橋本 正広 様
撮影日
2024年8月25日
撮影地
岡山県倉敷市
受賞者コメント
カメラを持参し夕暮れの種松山を愛犬と散歩。眼下には瀬戸内海の島々と国内有数の水島コンビナートが広がります。笠岡諸島方面に真っ黒な雷雲が広がり雨柱と激しい稲妻が。急遽三脚をセットしf22 SS6秒でインターバル撮影。夕刻あったことも幸いし露出オーバーにならずにコンビナート夜景の背後の海上に落ちる稲妻を撮影できました。人間の頭脳や技術を結集したコンビナートも雷の前には小さな存在。強大な自然エネルギーの前にして「畏怖」という感情が沸き上がりました。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 銅賞 -雷とセルフポートレート-

銅賞雷とセルフポートレート

撮影者
平田 晃一 様
撮影日
2024年7月24日
撮影地
岡山県倉敷市
受賞者コメント
この写真を撮影した日は午前3時頃に外の喧騒で目が覚め、もしや雷?と思い雷レーダーを見ると北西から雷雲が接近していました。飛び起きて真備の復興防災公園(まびふれあい公園)に直行し撮影を開始。この公園は360度見渡せて雷雨から避難しながら撮影できます。しかし残念ながらこちらに接近する前に雷の勢いも弱まってしまったので、遊びで雷と自撮りしてみようとチャレンジして運良く撮影出来た1枚です。ただこのような演出した写真では入賞はどうかな?と思っていたので受賞のご連絡を頂いた時には嬉しい驚きでした。この賞を励みに来年は更に良い写真を狙っていきたいと思います。 誠に有難うございました。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -神秘の光-

佳作神秘の光

撮影者
関 善継 様
撮影日
2023年12月3日
撮影地
茨城県常陸太田市
受賞者コメント
レッドスプライト雷と並行して数年前から狙い始めて3年前初めて撮れて同じ様な気象状態の時に撮影を繰り返し今では安定感出てきました。ただ最初の撮れた時の感激が薄れて来てるのが残念です。今後はロケーションにもこだわりたい所です。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -空の芸術-

佳作空の芸術

撮影者
大神田 知恵 様
撮影日
2024年7月26日
撮影地
栃木県佐野市
受賞者コメント
この度は佳作に選んで頂きありがとうございます。嬉しい限りです。この日は、仕事終わりに激しい雷雨。雷レーダーと雨雲レーダーをチェックし、急いで向かって撮影開始。画角内に収まらなかったり、画角外だったり、シャッター切っていないタイミングだったり、色々撮りましたが、広範囲に広がる稲妻が見事に撮れて嬉しかった1枚です。これからも安全に配慮しつつ、雷を撮影していきたいと思います。改めて感謝申し上げます。ありがとうございました。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -富士に雷光-

佳作富士に雷光

撮影者
内藤 均 様
撮影日
2024年8月23日
撮影地
山梨県南アルプス市
受賞者コメント
富士山方面で雷が鳴る夕暮れ。暗くなると、雷の回数も増え富士山が時々確認できる。夜景、富士山、雷光を撮影に焦る気持ちを抑えて櫛形山に向かう。一時間ほどして、撮影ポイントに到着。富士山上空の雲から頻繁に落雷。輝く甲府盆地の街灯りの上、雲間に雷光で浮かび上がる日本一の山。富士登山の最盛期、落雷に登山者の安否も気にかかる。滅多に見る事の出来ない、景観に感動しながらカメラ設定の失敗がないよう気を使いながら何回もシャッターを切った。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -巨大雲から稲妻-

佳作巨大雲から稲妻

撮影者
関根 元治 様
撮影日
2024年8月23日
撮影地
山梨県南都留郡
受賞者コメント
選んで下さりありがとうございます。この日は、富士山の4~5倍の高さの入道雲がでて夜になると雷がなり出しました。すぐさまインターバル撮影(シャッター速度1分)を始めました。その数分後に大きな稲妻と爆音をたてたシーンが、今回の一枚です。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -小雨が降り出し雷が落ちる-

佳作小雨が降り出し雷が落ちる

撮影者
関根 元治 様
撮影日
2024年8月24日
撮影地
山梨県南都留郡
受賞者コメント
選んで下さりありがとうございます。今回は2日続けて雷を写す事が出来ました。小雨が降っていたので部屋の窓越しに撮影したものです。もの凄い光と音で驚きました。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -The Pearly Gates-

佳作The Pearly Gates

撮影者
伴 剛至 様
撮影日
2024年8月23日
撮影地
山梨県富士河口湖町
受賞者コメント
5年前に横浜で雷が撮れた時に、尊敬するカメラマンさんに本コンテストを教えていただきました。その後、富士山だけ撮るようになり富士山と雷の写真をいつか撮りたいと思っていました。この写真の当日は、精進湖で夕景を撮ろうとしていました。連日の猛暑で雷雨が発生するかもと思っていたら河口湖方面が光始めたので、迷わず河口湖に移動。撮った場所は以前から雷をとるならここと決めていた場所でした。到着してカメラ2台セットし、平日で誰もいなく私1人短時間でしたが、雷が東に移動するまで撮り続けました。雷雨で辺り一面真っ暗の中、ゴロゴロと大きな音をたてて光の連発は圧巻でしたし、ほぼ同じ場所から連発していたので、天への入口のようでした。今後も富士山と雷を撮り続けます。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -海辺の雷劇-

佳作海辺の雷劇

撮影者
藤元 麻未 様
撮影日
2023年8月27日
撮影地
岡山県瀬戸内市
受賞者コメント
花火大会の日、夜空に咲く光の華に心を奪われる中、遠くで響く雷の音が気になりカメラを向けました。花火とは異なる自然の壮大な力が感じられ、異なる美しさが交差するあの夜の光景は、今も心に鮮やかに焼き付いています。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -晩夏湖畔の遠雷-

佳作晩夏湖畔の遠雷

撮影者
駒井 隆広 様
撮影日
2024年8月24日
撮影地
滋賀県高島市
受賞者コメント
琵琶湖畔には、かつて湖上交通の要衝として栄えた港の跡がありますが、地元新旭町には「木津港跡」がその一つとして遺されています。そこで今回は、当地の象徴として復元されている常夜燈と雷との共演を思い立ち、前回と同じくライブコンポジット(比較明合成)での撮影を試みました。撮影開始後、概ね1分経過、遠く対岸に雷光が常夜燈を挟んで2回発生したのを確認後に撮影終了、この常夜燈との共演で古の時代にタイムスリップしたかのようなノスタルジーを感じる写真になりました。この度も多数応募の中から選考頂き、誠にありがとうございました。今後も、神秘的で迫力のある雷写真の撮影に取り組みを継続したいと思います。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -瀬戸の雷鳴-

佳作瀬戸の雷鳴

撮影者
石山 正昭 様
撮影日
2024年7月21日
撮影地
愛媛県今治市
受賞者コメント
瀬戸内海のしまなみ海道のライトアップの写真を撮るために、三脚にカメラをセットして夕方から待っていました。しまなみ海道は、休日などの日没後からライトアップされます。しまなみ海道のライトアップの写真が撮れたので帰ろうとしていたところ、遠くで稲光が見られました。そのため、急遽、インターバル撮影でしまなみ海道ライトアップと雷鳴を狙いました。後から写真を見てみると、上手く雷鳴が撮れていました。雷鳴が写っていた2枚の写真の比較明合成で、作品を仕上げました。雷の写真が何とか撮れないかと普段から気にかけていましたが、偶然にもしまなみ海道ライトアップと雷鳴の写真が撮れました。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 佳作 -分岐して落雷-

佳作分岐して落雷

撮影者
小野田 隼斗 様
撮影日
2024年9月3日
撮影地
香港大角咀
受賞者コメント
この度は数ある作品の中から佳作に選んでいただきありがとうございます。数年前にコンテストの存在を知り、私もこれまでの素晴らしい受賞作品のような雷写真を撮影したいと実際に狙ってみましたが、思い通りに撮影できたことはありませんでした。しかしチャンスは突然訪れるもので、旅行先のホテルで就寝中、すさまじい雷鳴で目が覚めたため、寝ぼけながらも光のスピードでカメラと三脚をセットして狙いました。捉えたのは二股に分岐しながら落ちる雷。窓に打ち付けられた雨粒で稲妻を引き立たせ、夜のまちに落ちる雷を表現しました。夏の夜の香港は非常にジメジメとしていて東京よりも暑く感じましたが、雷を撮影できたこの夜はアツい夜となりました。
第22回 雷写真コンテスト受賞作品 学術賞 -日本最南端の岬から望む天の川と天を昇るgigantic get-

学術賞日本最南端の岬から望む天の川と天を昇るgigantic get

撮影者
宮武 健仁 様
撮影日
2023年7月10日
撮影地
沖縄県八重山郡
受賞者コメント
国内で最高の天の川は最南端の波照間島の高那崎から望む星空だと思い10年ほど通っていました。断崖に立ち撮影している時、海の向こうで雷雲が白く光ったかと思ったと同時に天を突くかの様な青い光の筋が昇るのが見えました。その「青い稲妻」が15年前に桜島の「火山雷」を撮って以来ご縁のある鹿児島の研究者に聞いていた珍しい「スプライト放電現象」なのではないかと思い、今回の雷写真コンテストに出品しました。偶然の瞬間を目撃、撮影し、その希少性に気付いたことが評価され、「学術賞」を頂いたことを大変光栄に思います。

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