導入事例

屋外照明設備の雷対策

屋外に設置されている照明設備は雷被害の影響を受けやすい

商業施設や公園、工場、スポーツ施設の屋外照明設備は、電源線とコントロール用の信号線、接地線など複数の雷の侵入経路があるため、雷サージの影響を受けやすい設備です。屋外照明設備は設置する敷地が広範囲に及ぶことが多く、特に注意が必要です。広い敷地では雷サージの影響によって接地間電位差が発生しやすくなるためです。

対策していない場合の危険性
  • 雷サージにより屋外照明器具や伝送ユニットが破損
  • 夜間照明消灯により施設運営の停止などの二次被害

屋外照明設備の雷対策ポイント

 
対策ポイント
伝送ユニット(システム自体の制御部)の電源線に電源用SPD、コントロール信号線に信号回線用SPDを設置し、各伝送ユニット間の電位差を低減します。この時、電源用SPD及び信号回線用SPDは伝送ユニットの直近に設置することでより保護効果を高めることができます。
スタジアムなどの大型の屋外照明器具の場合は、複数の照明器具があり、それぞれの照明器具に1つづつ分電盤が設置されます。そのため、各分電盤に電源用SPD及び信号回線用SPDを設置します。これにより電位差が解消され、広い敷地の照明設備も安全に運営することができます。
対策例

屋外照明設備の雷対策製品